抜かないための歯周病の患者学
歯周病(歯槽膿漏)の原因からチェック方法、治療法など、歯周病に関する総合情報サイトです。歯周病の予防や正しいブラッシングの方法もご覧ください。[目白歯周病学研究会]
 
 
歯のしくみ
歯周病のメカニズム
歯周病の進行
歯周病の原因
歯周病の見分け方
歯周病に関与する病気
歯周病辞典
歯周病Q&A
歯周病セルフチェック
歯周病菌の検査
基本治療
歯を抜かない外科治療
再生療法
ブラッシングで歯周病予防
調和のとれた噛み方
定期検診のすすめ
ブラッシングの方法
歯磨きの実験
デンタル・グッズの使い方
 
主催者:目白歯周病学研究会
 
<歯科医師の方へ>
臨床家のための実践ペリオセミナー ベーシックコース
(春のコース 秋のコース 6日間)
初心者でもわかる!
なるほど歯周治療
認定歯科衛生士の資格取得をめざすキャリアアップセミナー
 
歯周病の見分け方
 
■歯肉からの出血
歯周病(歯槽膿漏)のもっとも重要な症状は、歯肉からの出血です。
歯ブラシをかけたり、リンゴをかじったときなどに、もし出血をしていたら歯周病にかかってると考えていいでしょう。歯周病が進行するに従って、炎症部分が出血しないように、なでるようにみがくため、ますます歯周病を悪化させることが多いようです。
正しくブラッシングしても出血があるようなら、歯周病を疑うべきでしょう。
■口臭がある
一般に口臭は虫歯に食べ物のカスがたまって腐敗したり、歯と歯の間に食べカスがたまってでますが、歯周病の場合の口臭は、これらとは違った一種独特の臭いです。
それは、歯と歯肉の境目に付着した細菌が、歯の根の面に沿って根の先の方に侵入していくと、その部位は空気がとどかないため、歯周病の菌が繁殖します。そして、この菌が繁殖するときに臭いを発するわけです。
したがって、「息がくさい」といわれたら、歯周病の可能性をまず考えたほうがいいでしょう.
口臭は、適切な歯ブラシのかけ方をしたり、歯石を取ったりすると、意外と短期間で消えることもあります。また、消臭剤などでウガイをして、一時的に口臭を消すこともできますが、根本的にとりのぞくには、歯周病を完治させる必要があります。
■歯がグラグラと動きだす
歯周病になると、骨や歯根膜が破壊されて溶けてくるため、自然と「歯がグラグラ」しだします。ところが、ひどくグラグラする場合は別として、普通は気がつかない場合が多いです。
 
◆ グラグラ度を確認しよう
気がつかないほどの歯の動きを知るには、人差し指と親指で歯をはさみ、左右に少しゆさぶってみましょう。指先に動きが感じられたら危険信号です。とくに、人差し指は非常に敏感に反応を示します。そして、強くゆするより、弱い力でゆっくりとゆすった方が、わかりやすいです。指で動かしてみて、大きく動いたり、舌の先などで動きがわかるくらいでしたら、重症です。助かる見込みはないでしょう。
 
歯というのは、徐々に変化してグラグラと動くようになる、というのが一般的な考え方ですが、例外もあります。歯周病が短期間に急激に進行するケースがあります。ある特殊な細菌が現われたり、あるいは遺伝性の要因がからんでいたりして、急激に骨や歯根膜が溶け、しかもその後、一時的に活動をを停止することがあるということです。
歯が動くというのは、骨が溶けると同時に、歯を支えているクッションの役目をしている歯根膜が溶けるためです。この場合、歯の根についている歯根膜の面積によって、歯の動きが早くでるか遅くでるかが決まってきます。また、歯の根の太さや、数によっても違ってきます。
たとえば、どんなに骨が溶けて歯根膜が少なくなっても、上の大きな歯である第一大臼歯のように大きな根が三脚のように3本ともしっかりしていれば、そう簡単には動くものではありません。だからといって症状が軽いというわけではないことも知っておきましょう。
いずれにしても、自分で歯が動くのを感じるようであれば、かなりの骨が溶けて、歯根膜も減少していて、歯周病は重症だということです。歯が動かないまでも、ものを噛んだときに、何かたよりない感じがした場合には、骨や歯根膜が、ある程度破壊されていると考えていいでしょう。
歯の動きは、左右だけに動く場合と、前後に動く場合と、さまざまです。特に重症なものは、上下に動くから気をつけましょう。
■歯が移動して位置が変わる
「昔はこんなに歯が出っぱっていなかった」、「以前はこんなにすき間があいてなかったはずだ」、「いつの間にか前歯の1本だけが突きでてしまった」といったことがよくあります。
歯の移動は、さまざまな要因が複雑に重なって起きますので、原因を1つにしぼることができない場合が多いです。
鉛筆などを前歯で噛むクセがあったり、歯のすき間に者をはさみこむクセがあったり、動いてできた歯のすき間に、舌の先を入れるクセがあったりした場合に、歯は移動することがあります。また、上の歯と下の歯との噛み合わせがうまくできてない時にも歯は移動します。
あるいは、奥歯がムシ歯や歯周病などで抜けたりすると、噛む力が、特に上の前歯にかかってきて、前歯が突きでる場合があります。さらに、その前歯が歯周病にかかっていて、支える力が弱まっていますと、突きでるのが速くなります。
歯が移動したからといって、その原因であるべき歯周病を治さずに、ただ物理的にもとの位置に戻そうとか、邪魔だから削りとろうとかいうのは間違った考えです。
物理的にもとの位置に戻さなくても、歯垢や歯石を取りのぞいて歯周病の治療をするだけで、歯は自然にもとの位置に戻ることがあります。
したがって、歯の位置が変わったことに気がついたら、まず歯垢や歯石を取りのぞいた上で、それでももとに戻らない時には、物理的に削り取ったり、あるいは橋正治療といって、ゆっくりと歯を動かして、正しい位置にもどすといった考え方をもつのが望ましいでしょう。
■その他の徴候
歯と歯肉の間から常時、血やウミがにじみ出ているため、朝起きたら口の中がねばっこく感じられます。また疲労がたまったり、寝不足などで体調をくずすと、歯肉がむずかゆくなったり、腫れたり、痛みが出たりします。
歯科医院で、切開してウミを出してもらえば痛みはとれますが、根本的な治療をしなければ、体調をくずした時にまた腫れます。治療をせずに、これを何度も繰り返していますと手遅れとなり、大切な歯を失うことになってしまいます。
 
 
 
(C)2004 目白歯周病学研究会 抜かないための歯周病の患者学 All rights reserved.
目立たない矯正歯科、舌側矯正装置とインビザライン、見えない矯正歯科大全